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英語は、オトナになってからがおもしろい

宇宙人母、ときどき翻訳家のKAYOが、英会話とはひとあじちがう英語の楽しみ方をお伝えします。

わたしと絵本とおはなしと

今日も、前回の記事につづいて、

絵本の思い出を書きます。

 

この記事で、

実家に絵本がたくさんあったことを書きましたが、

実は、母に絵本を読んでもらった記憶は

ほとんどないのです。

 

もっぱら、自分で読みふけっていました。

 

 

今でも、題名を見るだけで、内容が頭に浮かびます。

 

母に言わせると、

「けっこう読んであげた」

とのことですが、覚えてない・・・^^;

 

↓お気に入りだった本たち

おやすみなさいフランシス (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

 

大きな森の小さな家 ―インガルス一家の物語〈1〉 (福音館文庫 物語)

長くつ下のピッピ (岩波少年文庫 (014))

 

うちは自営業で、

母はいつも忙しく働いていたので、

なかなか子どもに絵本を読む時間も

なかったのだろうと思います。

 

 

しかし、

母に絵本を読んでもらった記憶よりも

わたしの心に強く残っている記憶があります。

 

 

それは、夜、ふとんで寝る前に、

「ねぇ、おはなしして」

とせがむと、

母が即興で作った

「おはなし」をしてくれたことです。

 

その「おはなし」が

どんなストーリーだったかは

今では

ほとんど思い出すことができません。

 

ただ、ふとんに横になりながら、

わたしたちきょうだいが

母の「おはなし」に

夢中で聞き入っている情景だけが

心に浮かぶのです。

 

 

父が「おはなし」を

してくれたこともありました。

 

父はいまどきのイクメンとは

程遠い人だったので、

「おはなし」をしてくれるのは、

とてもとてもめずらしいことでした。

 

そのせいか、

母の「おはなし」のストーリーは覚えていないのに、

父の「おはなし」は妙に心に残っています。

 

それは、こんな感じでした。

 

「かよちゃんが、おにぎりを食べようとすると、

おにぎりは、コロコロころがって、

ねずみの穴におちてしまいました。

 
しかたがないので、

別のおにぎりを食べようとすると、

またコロコロころがって、

これもねずみの穴におちてしまいました。

 

しかたがないので、また別のおにぎりを食べようとすると、

またもやコロコロころがって、

これもねずみの穴におちてしまいました・・・」

 

と、

「おにぎりコロコロ」が、

子どもたちが寝入るまで延々と続くのです。

 

結局おにぎりは

最後まで食べられないまま。 
 

子供心にも

食べ物の恨みが強烈だったのか、

なぜか今でもよく覚えている

「おはなし」です。
 
 
母は、物を捨てられない性格ゆえ、

それが幸いして、

わたしが小さい頃に親しんだ

たくさんの絵本たちは、

今でも岐阜の実家に残っています。

 

以前は、

お正月や夏休みに実家に帰省すると、

うちの子どもたちや、

甥っ子姪っ子が夢中になって、

それらの絵本を読みふけっていました。

 

一方、わたしは、

あまりモノを持ちたくない性格のせいか、

実家にあるほどの冊数の絵本を

子どもたちにそろえてあげられませんでした。

 

でも、

「おはなしをする」ワザだけは

両親からしっかり受け継ぎました。

 

「バッハくん」という、

我が家オリジナルの

ちょっと変わった男の子が出てくる

「バッハくんシリーズ」が

うちの子どもたちの大のお気に入りです。

 

たいてい寝る前におふとんで話すのですが

話が盛り上がりすぎると

子どももわたしもゲラゲラ笑い出してしまって

寝るどころではなくなってしまうことも。

 

 

子どもたちから、

「ママ、今日は、

『バッハくん、きょうりゅうに食べられる!の巻』にして」

と、お題を出されることもあります。

 

わたしは、

子どもたちからどんなお題を出されようとも、

「おはなし」を作ることができます。

 

それはきっと、子どもの頃、

絵本を読みふけっていたあの時間、

そして、

両親の「おはなし」のおかげだろうなぁと思います。

 

 

お父さん、お母さん、ありがとう。